潰瘍(かいよう ulcer)とは
皮膚や
粘膜や
眼球(
角膜や結膜)などを覆う
上皮組織、即ち被覆上皮が傷つき、肉眼的な広さにわたって欠損した状態のことである。通常、より深層の組織も、症例毎に様々な深さで損傷を起こしている。被覆上皮を失った事で受ける外部刺激(特に
感染)に対する防御反応や、損傷した組織の
再生・修復のために、潰瘍は
炎症を伴うのが常である。潰瘍より軽度の被覆上皮損傷、即ち上皮の連続性は失われているが顕微鏡的なレベルにとどまるもの~肉眼的には上皮が欠損しているが顕微鏡的には不連続的に上皮
細胞が残っているものは、糜爛(びらん erosion)と呼ぶ。より深層の組織の傷害は軽微かつ限局的(せいぜい、皮膚なら真皮乳頭層、粘膜なら
粘膜固有層まで)である。
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