加速器によって高いエネルギーを与えられた荷電粒子が
磁場を横切る時、(連続スペクトルを持つ)白色光を出す。これを放射光(ほうしゃこう)と呼ぶ。放射光の特徴としてはまず、著しい指向性にある。荷電粒子の速度が光速に近くなると、
相対論的効果によって軌道の接線方向に光が集中し、指向性の高い強力な光となる。普通の
光源は全方位に対して
光を放出するのとは対照的である。また、極めて光度が強い白色光である事が挙げられる。他にもパルス光である、光源から
フォトン以外を放出しない、等の特徴がある。この放射は理論からの予想と実験が良く一致するので、放射の標準とされる事もある。このような特性を
赤外線から硬
X線にいたる光源として利用しているのが、放射光施設 (Synchrotron Radiation Facility) と呼ばれる施設である。日本では、
和歌山毒入りカレー事件で亜ヒ酸の分析に用いられ世間で知られることになった。
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