ピッツィカート(pizzicato)は、
ヴァイオリンなどの
弓でひく
弦楽器(
擦弦)の弦を、指ではじくことによって音を出す
演奏技法である。カタカナではピチカートとも書かれる。歴史的に初めてピッツィカートを求めたのは
バロック時代の
オペラ作曲家モンテヴェルディだと言われている。しかし当時の演奏者は「ヴァイオリンは弓で弾く楽器として高度に発展しているのに、なぜ
野蛮な民俗楽器のような撥弦奏法をしなければいけないのか」と猛反発したという。同様に彼が開発した
トレモロ奏法も酷評だったという。どちらも今ではヴァイオリン属の弦楽器の基本的な奏法の一つとして欠かせない。いわゆる
クラシックで使われる
楽譜では、ピッツィカートで演奏を始める箇所にpizz. と書かれる。その後で弓による通常の演奏に戻る場合には、その箇所にarco(アルコ=弓)と書く必要があるが、前後関係や他の楽器との関係でピッツィカートが一音のみであることが明白な場合はその一音にpizz.と書かれるだけの場合もある。
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