口蓋化(こうがいか)とは、子音が
調音点で
調音されると同時に、前舌面が
硬口蓋に向かって盛り上がって近づく現象のことである。母音[i](イ)と調音器官の形が似ている。硬口蓋化(こうこうがいか)、パラタリゼイション(palatalisation)ともいう。例えば、
日本語では、「カ」(ka)と「キ」(ki)の
子音は同じものと考えられている(
音素上は完全に同じものである)が、実際に発音してみると「キ」は「カ」に対して、前舌面が硬口蓋に向かって近づいているのが分かる。つまり、「キ」を発音する時に口蓋化が起こっているといえる。口蓋化が起きる原因は、口蓋化の起きる音に続く音による。一般的には、i(イ)やe(エ)といった母音の前で口蓋化が起きやすい。もちろん口蓋化は日本語だけで起こる現象ではなく、世界中の広範な言語で見られる現象である。特に
スラヴ語派では、ほぼ全ての子音で口蓋化音と非口蓋化音が対立した別音素であり、またこの語派の大きな特徴のひとつである。母音を伴わない口蓋化した子音を表すためにキリル文字では ь を用いる。
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