存在論(そんざいろん、Ontology)は、
哲学のひとつの部門で、そもそも最も根源的に存在するものはなにか、さまざまな様態で現実に存在するもの、根本的な実体を伴って存在するものとはといった問題に取り組むものである。存在論を、Ontologyというが、この表現は
ギリシア語で「存在するもの」をいう「オン」(on)という言葉から由来している。 特にアングロサクソン系の哲学の流れの中では、存在論は、
認識論と並んで哲学の主要な関心としてひとつの流れをかたちづくってきた。その間に、ものそれ自体(合わせてその属性)とそれが我々に対して現れている様態を区別するというやり方が通例となってきた。その点においては、存在論は、さまざまなか瑣末な表れを派生的なものとして退ける我々の認識の能力を問いただしているという言い方も出来る。存在論は、古典的な哲学の体系の中では、
形而上学の一部に数えられている。存在論を主題的に扱う哲学には、古代ギリシアの自然哲学者、
プラトン、
アリストテレスなど、
中世の
スコラ学者たち、
ライプニッツなどの合理主義哲学、
ドイツ観念論、
マルティン・ハイデガーの存在論などがある。
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