糠(ぬか)とは、
穀物を精白した際に出る
果皮、種皮、胚芽などの部分のことである。
イネ科植物の
果実は
穎果と呼ばれる形態で、表面を一体化した
果皮と種皮で硬く覆われている。これを除去する過程が精白で、この際得られる穎果の表層部分が糠である。日本では、一般に
米から出るものがよく知られるため、「米糠」のことを単にこう呼ぶ場合が多い。他に、大麦の糠は「麦糠」、小麦の糠は「
ふすま(麬)」という。多くの穀物では穎果の外層が
胚乳よりももろいため、精白に際して表面に衝撃を与える(搗精)ことで糠が微細片となってはがれるのでこれをふるいわけて分離する。小麦の場合は胚乳が穎果の外層よりももろいため、穎果全体を粉砕して製粉するときに細かく砕けず粗大片として残るふすまをふるいわけて分離する。単品では使用されることが少ないが、油分が多いことから油(米ぬか油)を絞ったり、栄養価が高いことから
漬物の一種である
ぬか漬けの「ぬか床(ぬかみそ)」にも使用される。また、
タケノコの調理をする際に行う下ゆでの際に
あく抜きのために使用する場合がある。
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