二重母音(にじゅうぼいん)とは、
調音の開始時と終了時で音質を異にする母音のことをいう。調音している間に調音器官の位置が変化することによって生じる。始まりの音質と終わりの音質を比べれば確かに違うが、調音器官がなめらかに移動することによって、聴覚的に1つの母音として認識される。二重母音は、始まりの音質のほうが聞こえ度の高いものを下降二重母音といい、終わりの音色のほうが聞こえ度の高い上昇二重母音と区別される。また上昇二重母音が途中で調音器官の移動方向を変えて下降することによって三重母音となることがある。逆に調音器官の移動が急激に変化し、2つの母音として認識されるものは母音接続(連母音)と呼ばれて区別される。
国際音声字母では始まりの音色を表す母音字母と終わりの音色を表す母音字母を並べて書き、聞こえ度の低い字母のほうに音節副音を示す記号をつけて表す。例えば、下降二重母音では
英語のcake、上昇では
中国語の花などがある。
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