天体物理学(てんたいぶつりがく、Astrophysics)は、
天文学及び
宇宙物理学の一分野で、
恒星・
銀河・
星間物質などの
天体の物理的性質(
光度・
密度・
温度・化学組成など)や天体間の
相互作用などを研究対象とし、それらを
物理学的手法を用いて研究する学問である。天文学の中でも19世紀以降に始まった比較的新しい分野で、天文学の近代部門の代表的な分野と目されている。例として、
宇宙論の研究は、理論天体物理学の中で最も規模の大きな対象を扱う学問であるが、逆に宇宙論(特に
ビッグバン理論)では、我々が知っている最も高い
エネルギー領域を扱うがゆえに、宇宙を観測することがそのまま最も微小なスケールでの物理学の実験そのものにもなっている。実際には、ほぼ全ての近代天文学の研究は、物理学の要素を多く含んでいる。多くの国の天文学系の大学院博士課程の名称は、「天文学 (Astronomy)」や「天体物理学 (Astrophysics)」などまちまちだが、これは専攻の学問内容よりもその研究室の歴史を反映しているに過ぎない。
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