死蝋(しろう、「屍蝋」の表記もある)とは永久死体の一形態で、
死体が何らかの理由で腐敗菌が繁殖しない条件の下に置かれ、かつ外気と長期間遮断された結果、
腐敗を免れ、死体内部の脂肪が変性し死体全体が
蝋状・
チーズ状になったものである。
ミイラとは異なって乾燥した環境ではなく、湿潤かつ低温の環境において生成される。
イタリアの
シチリア島にあるカプチン修道会の地下納骨堂に安置されている
ロザリア・ロンバルドのミイラは世界一美しいミイラ(永久死体)として有名な死蝋である。
魔術に用いられる用具のひとつに、ハンズ・オブ・グローリー(栄光の手)と呼ばれるものがある。これは死刑になった罪人の腕を切り落として死蝋化させた物で、儀式における
蝋燭代わりや、様々な加護をもたらす護符として使用された。また
泥棒が盗みに入る家の門前でこれに火をつけ、うまく火がつけば盗みは成功するが、うまくつかなかった時は失敗するので退散したほうがよい、とされる。
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