ツチブタ (土豚、Orycteropus afer ) とはツチブタ目(管歯目)に属する
哺乳類である。 ツチブタ目はツチブタ1種のみが属する小さな目である。歯が退化していることから、かつては
センザンコウと共に
アリクイ目(貧歯目)の常節亜目 (Nomarthra) に分類されていた。しかし後にこれは
シロアリを食べるという類似の食性による収斂進化によるものとされ、現在ではセンザンコウは有鱗目、ツチブタは管歯目とそれぞれ独立した目として扱われている。遺伝子解析に基づく研究によれば、
長鼻目、
海牛目、
岩狸目などとともに、
白亜紀の
アフリカで分化したアフリカ獣類と呼ばれる系統に属しているとされている。管歯目の化石記録は乏しいが、
新生代第三紀後期にはインドや地中海地方など現在よりも広く分布していたらしい。祖先的動物について示唆する化石は発見されていないが、現生のツチブタの骨格との比較により、原始的有蹄類である顆節目との類似が指摘されている。「ブタ」の名は付くが、
ブタと
イノシシは
ウシ目(偶蹄目)であり、類縁関係は遠い。ツチブタの名は、
アフリカーンス語または
オランダ語の「aardvark(aarde:土+vark:ブタ)」からの訳語とされる。
Wikipedia.orgをもっと見ると…