降着円盤 (こうちゃくえんばん、accretion disk)とは、大量のガスや塵などが、
ブラックホールや
白色矮星のような中心天体からの
重力によって落下する際に、天体の周りに形成される円盤のこと。中心天体に近くなるほど
角速度が大きくなるような
差動回転運動をしている。一方が
中性子星や
ブラックホールなどの縮退物質から構成されるコンパクトな天体である近接
連星において、相手の星からコンパクト星側にガスが流れ込む時、ガスが
角運動量を持っているために直接落下せず、ガスがコンパクト星の周りを周回するようにして円環状に降着円盤を形成することがある。星を取り巻く円盤を構成する物質は、中心天体の重力やガスの
粘性による
摩擦などによって次第に角運動量を失い、ついには星の表面に落下していくことになる。この過程で物質が持っていた重力
エネルギーが解放されて光や熱エネルギーに転換し、降着円盤からは
可視光線や
X線などの
電磁波や数百万度に達する摩擦熱が放出される。
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