adresとは"Automatic Dynamic Range Expantion System"の略で、1976年に東京芝浦電気(現在の
東芝)が開発したオーディオ用ノイズリダクションシステムの一つ。1970年代は
ドルビー研究所が開発した
ドルビーBタイプが主流だったが、改善効果が約10dBと低かったため、ドルビーB方式に代わる方式を目指して、当時各社が競ってノイズリダクションシステムを開発・発売した。adres方式の特徴は、音楽信号の圧縮・伸張率を全帯域1:1.5(デシベル換算)に抑える一方、入力信号のレベルに応じて高域可変エンファシスを組み合わせたことで、これにより単純圧縮伸張方式に付きものだったブリージング(息づき)ノイズを大幅に低減すると同時に、ドルビーB方式を大幅に上回るノイズリダクション効果(100Hz:17dB、1kHz:20dB、10kHz:30dB)を得た。
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