近世(きんせい)とは、
歴史の時代区分の一つ。
中世よりも後、
近代よりも前の時期を指す。近世を加えた4期の時代区分(古代・中世・近世・近代)は、
ルネサンスを起源とする伝統的な3期の時代区分の限界の上に案出されたもので、
西洋史でも
東洋史でも適用されている。その始点と終点には諸説ある。西洋史上では、ルネサンス・
宗教改革・
大航海時代あたり(
15世紀~
16世紀前半)から、
市民革命・
産業革命の時代の前あたり(
18世紀後半~
19世紀初頭)までを指す。
フランス(語圏)では、
16世紀ごろから
フランス革命までを「moderne」とし、それ以後から現在の歴史までを「contemporaine」とする。また
ドイツ(語圏)では、
アメリカ独立革命やフランス革命のあたりまで、自国史では
神聖ローマ帝国の崩壊(1806年)あたりまでを「初期近代 Fruhe Neuzeit」と呼ぶことで、近代(Neuzeit)と分けている。同じく英語圏も、近世を「early modern」として、近代(modern)と分けている。字義的には「初期の近代」であるが、現代の歴史学では、「modern」と「early modern」は峻別される。また、「Premodern」(前近代)という時代概念が用いられる場合、普通「early modern」は中世や古代と共に「premodern」側に統括され、ここからも単なる「modern」の初期段階という認識ではないことが伺えよう。
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