超新星(ちょうしんせい、supernova)は
恒星がその一生を終えるときに引き起こす大規模な爆発現象である。これは、夜空に明るい星が突如輝き出すように見え、まるで星が新しく生まれたように見えることに由来する。発する光は-13〜-19等級増加し、この明るさは
新星を格段に凌駕する。爆発によって星の本体は完全に四散するが、爆発後に中心部に
中性子星や
ブラックホールが残る場合もある。初期の宇宙に存在した
元素は
水素と
ヘリウムのみだった。より重い
鉄や
珪素、我々の体を構成する
炭素や
窒素などの元素は恒星内部での核融合反応で生成し、超新星爆発により恒星間空間にばらまかれた。また、鉄より重い元素は超新星爆発時に生成したと考えられる。また、超新星爆発による衝撃波は
星間物質の密度にばらつきを生み出し、新たな星の誕生をうながしている。また炭素の
同位体比から超新星爆発時に合成されたと考えられる
ダイアモンドなどの粒子が隕石の中から発見されている。系外
銀河の観測により、一つの渦状銀河内での超新星の発生頻度は数10年に1回と考えられる。我々の銀河系も同様のはずであるが、1604年以降発見されていない。銀河中心核をはさんだ反対側に出現したり、
地球近傍でも濃い星間雲に隠されて見えない場合がありうる。系外銀河は遠すぎて、通常は肉眼では見えない。
1987年、
銀河系の伴銀河である
大マゼラン銀河で超新星
SN 1987Aが出現し、肉眼でも見える明るさになって、精密な観測がなされた。その際発生した
ニュートリノが日本のニュートリノ観測施設
カミオカンデによって検出され、
ニュートリノ天文学が進展することとなった。これによる成果が認められ、
小柴昌俊は
2002年度、
ノーベル物理学賞を受賞している。
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