疲労(ひろう、Fatigue)は、
物体が力学的
応力を継続的に、あるいは繰り返し受けた場合にその機械的
強度が低下する現象。
金属疲労として一般に知られているが、
樹脂や
ガラス、
セラミックスでも起こり得る。また、力学的応力だけではなく
電圧や
温度の継続的または繰り返し負荷によって
絶縁耐力や
耐熱性が低下する現象を指すこともある。材料の疲労現象は古くから一部の技術者の間で経験的に知られていたが、文献記述としては1837年、ドイツのウィルヘルム・アルバートがコンベアチェーンの疲労に関する実験結果を報告したものが最初である。材料に対する疲労という用語を最初に用いたのはフランスのジーン・ポンスレーである。19世紀中頃、当時普及しつつあった
蒸気機関車のクランクや車軸が突然破損する事故が多発して以降、機械設計技術者に共通の問題としてとらえられるようになり、19世紀後半から20世紀前半にかけて理論と試験方法が整備された。
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