推論(すいろん)とは、ある事柄から別の事柄を推し量ることである。 推論の正しさを妥当性というが、妥当でない推論に対して我々は価値を見出すことができない以上は、推論には妥当性がなければならない。また、あらゆる事柄は言語において表現されるのであるから、妥当な推論には、その推論が指し示す事柄が妥当であること(
意味論)、その推論が行われた状況において妥当であること(
語用論)、その推論の構文が妥当であること(
構文論)、が考えられる。ある言語によって表現された内容を
命題と呼ぶことにすると、推論とは、真である命題から、他の真である命題を導くことである。このとき、導かれる元の命題を前提または仮定といい、導かれた命題を結論という。推論は妥当性を志向するものであるから、扱う命題の内容によって妥当性が左右されないような推論が望ましい。命題には、その内容と独立に常に真であるような命題が存在し、これを
トートロジー(恒真式)というが、このトートロジーを推論に利用すれば、妥当な推論であるといえることになる。 トートロジーを利用した推論のなかでよく使れるものには名前がつけられていて、公理系内の
推論規則として利用なされている。
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