惑星間塵(わくせいかんじん)は、
光害や
月明りの無い地点から観測される
黄道光や
対日照などの原因となっている
太陽系内の塵のこと。黄道光や対日照はいずれも太陽光を惑星間塵が
散乱させたものである。太陽系小天体よりも更に小さく、
太陽からの
輻射圧がその運動に影響するため、もはや天体とは言えない。太陽系空間に散らばるキログラムオーダー以下の固形物質は、少なくとも皆、惑星間塵に属する。多くの惑星間塵は、より大きな母天体から最近になり生じたもので、太陽系の中でも年齢がごく新しいメンバーである。一定以上の質量を持つ
太陽系小天体の場合は、太陽系内での公転運動が初期条件からほとんど変わっていない点で、地球程度の比較的小さい惑星と様子が似ている。その公転運動を保ちながら、太陽系が出来たときから今までずっと残ることが可能であったのである。それに対して質量の小さい惑星間塵の場合、軌道が
地球型惑星と同じ形になるように調節されたとしても、平均運動が輻射圧による太陽からの重力の見かけ上の減少により遅れるばかりでなく、吸収した太陽放射光を再放出するとき、太陽系の重心に対して止まっている
慣性系に対して光速が常に一定であるという
特殊相対性理論の効果によって、軌道に沿って運動の後ろ方向に力を受けだんだん太陽に落下して行くというポインティング・ロバートソン効果 () による螺旋軌道に修正される。つまりかつて太陽系の誕生時にあった惑星間塵は、太陽に接近したとき太陽熱で熔けて気体となり
太陽風に飛ばされて太陽系の外へ去ったか、太陽に落下して太陽の一部になったために現在は存在していないものと考えられている。
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