恒常性(こうじょうせい)、ホメオスタシス(ホメオステイシスとも)とは、
生物のもつ重要な性質のひとつで、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず、生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態のこと。生物が生物である要件のひとつであるほか、
健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。19世紀の
クロード・ベルナールは生体の組織液を内部環境とし、 20世紀初頭に
アメリカ合衆国の
生理学者
ウォルター・B・キャノン(Walter B. Cannon)が「ホメオスタシス」 (同一の(homeo)状態(stasis)を意味する
ギリシア語から造語)と命名したものである。恒常性の保たれる範囲は、体温や
血圧、体液の
浸透圧や
pHなどをはじめ、病原
微生物の排除、
創傷の修復など生体機能全般に及ぶ。恒常性が保たれるためには、これらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち、生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。これは、負の
フィードバック作用と呼ばれる。この作用を主に司っているのが
自律神経系や内分泌系(
ホルモン分泌)、それに免疫系である。
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