字体(じたい: form of character)とは、図形を一定の
文字体系の一字と認識し、その他の字ではないとしうる範囲に対する概念、すなわち文字の骨格となる「抽象的な」概念のことである。例えば、図1は「トウ」という音と「かたな」という意味を持つ字であるのに対し、図2は図1と類似した文字であるが筆画が一つ多いことで「ジン(ニン)」という音と「やいば」という意味を表す別個の字として認識される。このとき図1と図2は異なる字体をもっていることになる。字体と似た用語に字形(じけい:design of character)があるが、これは個別具体の文字の形のことであり、線や点の組み合わさり方、線の太さやインクの濃淡、書き癖など、完全に同じ字形が生じることはない。こうした字形の違いにもかかわらず、小異を捨象してそれが同一の字であると認識する概念こそが字体なのである。逆に言えば、字形の違いが小異にとどまらず示差的特徴を示す時、両者の字体は異なるということができる。このような字体の要素を研究することは、個別言語の意味の弁別に関わる
音素を研究する
音韻論に相当し、視覚的に実現される字形を研究することは音素に対する
音声がどのように
調音されるかなどを調べる
音声学に相当する。また
ソシュールは
言語を特定の話者や特定の場面で使われる具体的な
パロールと、個人や場面に依らず言語話者が共通してもつ抽象的な
ラングに分け、
言語学の対象をラングとした。ラングの共通性を文字において言及する場合の対象が字体であり、それがパロールとして実現されるのが字形である。
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n.
ลักษณะตัวอักษร