憎悪(ぞうお)とは、他人やその人の言動・態度が、自分にとって不快であるだけのみならず、自分の人格や尊厳を傷つけるものとして許しがたく、そうした行動が既に取り消しがたいものであればその他人の存在そのものに対しても激しく憤りを感じ、なんらかの
報復を試みたいと考えること、あるいうそうした
感情。場合によっては、違法であることはもとより、傷害行為といわれようと復讐したいと思うような憎しみ。
愛情や
友情の正反対に位置する態度・行動でもある。憎悪が、人の集団や人種に対して向けられたとき、
人種差別や
民族差別、植民地支配、
テロリズムといった行動としてそのすがたを表すこともある。また、それは信念、
主義として常に表に表されていなくても、ささいな事件、衝突から一挙に爆発し、直接にはその衝突に無関係だったはずの人たちをも巻き込んで、憎悪が大衆暴動、蜂起に発展していくこともある。政治状況が不安定であったり、人種や支配階級とそれに抑圧された市民層の間での持てる者とそうでない者の間の社会的な軋轢が極度の緊張関係にある社会ではよくあることである。ちなみに前述のように、単に復讐する気は薄く、ただ強く嫌っているだけの状態などは嫌悪(けんお)と呼ぶ。
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