大浪池(おおなみのいけ、おおなみいけ)は、
鹿児島県霧島市の北東部、
霧島山にある直径630m、周囲約2km、ほぼ円形の火口湖。霧島山の火山活動によって約4万年前に形成された火口の跡に水がたまってできた。この火口から噴出した大量の
軽石が周辺の地層に残されており、イワオコシ軽石と呼ばれている。池の水深は11.6m、水質は強い酸性で、透明度が高いため池底まで見通すことができる。池から流出する川はない。池を擁する火山の標高は1412m、水面の標高は1241mであり、常時水を湛える火口湖としては日本で最も高い場所にある。冬期には結氷する。霧島市と
宮崎県小林市とを結ぶ
県道にあるバス停からの登山道(片道約40分)と、火口の尾根を巡って池を一周する登山コース(一周約40分)が整備されている。大浪池の名称の由来については次のような伝説がある。近くの村に子供のいない夫婦がおり、山の神に祈ったところ女の子を授かり「お浪」と名付けた。美人であったため18歳になったとき結婚の申し込みをいくつも受けたが断り続けた。ある夜、彼女は山の池に飛び込み実は竜神の化身だったというもので、「お浪の池」がやがて「大浪の池」と呼ばれるようになったといわれる。
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