卵巣(らんそう、ovary)とは、
動物のメスの
生殖器のひとつで、
卵子(または卵(らん)ともいう)を作り出す
器官。一般的な機能として、卵子のもとになる
卵細胞を維持・成熟させ、その後放出する。オスで
精子を作り出す
精巣と合わせて、
生殖巣と呼ばれる。また、
脊椎動物の卵巣は、
エストロゲン(卵胞ホルモン)、
プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌する器官でもあるので、
内分泌器官でもある。ヒトを含む
哺乳類の卵巣の内部には、
卵胞(らんほう、らんぽう)と呼ばれる構造が多数あり、それぞれ1つずつの卵細胞を包んでいる。卵胞が卵細胞を成熟させ、
排卵(はいらん)と呼ばれる、卵巣からの放出を起こさせる。排卵は、動物の種類によって、年に1~2回程度の繁殖期に起こったり、一定の周期(性周期)でくりかえし起こる種などがある。排卵された卵細胞は、一旦は体腔内に出るが、
卵管内に吸い込まれ、卵管から
子宮へと流れていく。卵細胞を放出した後の卵胞は、その後、
黄体(おうたい)へと変化する。卵巣からは、何種類かの
ホルモンが分泌される。卵胞からはエストロゲンが、黄体からはプロゲステロンおよびエストロゲンが分泌される。これらのホルモンは、メスの体に機能的な変化を起こさせ、排卵とその後の
受精、
着床、
妊娠といった一連の現象を引き起こすために重要である。このホルモンによる作用は生殖器を中心とした変化だが、それ以外にも全身にわたる。
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n.
รังไข่