全音階(ぜんおんかい、英:diatonic scale)に合意された定義はないが、およそ次のような音階を言う。
音階の中でも、
長音階や
短音階、
教会旋法の音階のように、オクターブの中に、ド
全音 レ
全音 ミ
半音 ファ
全音 ソ
全音 ラ
全音 シ
半音 (ド)の七つの音を並べた音階。このうち、ドから始まる音階が長音階、ラから始まるものが短音階である。このように、全音階では、全音が二つ、半音、全音が三つ、半音という並びになり、全音が二つ続く最初の音をドとして以下、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シと
イタリア音名を借りて呼んでいる(
階名という)。しかし、それでは、長調と短調とで、音階の中での働きが同じ音に違う名前が付いてしまうので、それを克服するために、それぞれの音階の最初の音(長調のド、短調のラ)をi(1)度音、そのすぐ上の音(長調のレ、短調のシ)をii度音、以下、iii度音、iv度音……vii度音と呼ぶことがある(
音名・階名表記参照)。また、i度音を
主音、iv度音を下属音、v度音を属音、主音の半音下のvii度音(長調のシ、短調のソ♯)を導音と呼ぶ(
短音階参照)。ii度音を上主音、iii度音を上中音、vi度音を下中音と呼ぶと理論書にはあるが、一般的でない。
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