主系列星(しゅけいれつせい)とは、
HR図上で、左上(明るく高温)から図の右下(暗く低温)に延びる線である主系列 (Main Sequence) に位置する
恒星をいう。
質量の大きく明るい星は主系列上で左上、質量の小さく暗い星は主系列上で右下に位置する。主系列星はしばしば、恒星の一生において、人間で言えば働き盛り、壮年期にあたる星とされる事があるが、厳密には正しくない。誕生した恒星は、主として
重力による
位置エネルギーによって輝く
原始星の段階を急速に通過し、主系列に入って、
太陽のように
水素の
核融合反応が安定に進行している状態で生涯の大部分を過ごし、進化の最終段階で急速に膨張して
赤色巨星または
赤色超巨星となり一生を終える。従って、巨大な質量を持ち誕生後数百万年で
超新星となるようなものを除けば、大多数の恒星は生涯のほとんどの時間を主系列に位置する事になり、人間の場合とは異なった経過をたどる。また、そうした理由により全天の恒星の大部分は、この主系列星に属する。
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