世論(よろん、せろん、people's opinion)とは、世間一般の意見のことで、
公共の問題について、多くの人々が共有している意見(考え)のことを指す。1つの問題を巡って世論が割れ、対立し合うこともある。
中国では漢語として「輿論」という用語が古くより存在した。一例を挙げれば、
唐の
李商隠は、その「汝南公の為に赦を賀するの表」の中で、「直言の科(とが)を取れば、則ち輿論を聴く者、算(かぞ)うるに足らず、宥過の則を設くれば、則ち郷議を除く者、未だ儔(ともがら)とすべからず」と述べている。ここでは、「輿論」は、郷議という言葉と対句として使用されている事がわかる。また、その語義を
明代の『類書纂要』は、「輿論とは、輿は衆なり、衆人の議論を謂うなり」と説明している。さらに、輿論と同様の意味で、『
晋書』の「王沈伝」では、「輿人之論」という用語が使用されている。「輿人」とは、衆人、つまり多くの人々のことを言うので、「輿論」と同義語であることが分かる。
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