ワールドミュージック (World music) は、
クラシック音楽・
ポピュラー音楽(
ジャズ、
ロック、etc)のように、
世界的に広く愛聴されている音楽に対して、地域(あるいは
民族)的に愛聴されているが、世界的に愛好者・演奏者が広まっているわけでもない多くの音楽を総称して指す言葉である。特定の
音楽のジャンルを指す言葉ではない。この言葉はもともと「ワールドミュージック」という
レーベルからきたものであって、そのような特定の分野の音楽はない。いわゆる「ポップス、ロック、あるいはクラシックの範疇に入りにくい民族色・地域色の強い音楽」を表現するの便利であるため、現在では愛好者側も使い出し、徐々に市民権を得てきた言葉といえる。1960年代、あるいは1970年代初頭までの日本で上記のような意味合いの音楽といえば、戦後に一世を風靡した、ルンバやチャチャチャ、タンゴといったラテン音楽、あるいは、70年代に「
コンドルは飛んでゆく」が大ヒットしたフォルクローレとほぼ同義語であったが、この同じく70年代の
ビートルズや
ローリング・ストーンズ、
レッド・ツェッペリンをはじめとするロック・ミュージシャン達のインド音楽や中近東音楽への傾倒、80年代の
ポール・サイモンの「グレイスランド」の世界的ヒットなどの影響を受けて、日本でも、80年代に入ってから、アジアやアフリカの音楽のレコードが発売されたり、コンサートが行われる機会が増えた。
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