メキシコ湾流(メキシコわんりゅう)とは、
北大西洋の亜熱帯循環の西端に形成される狭く強い海流で、
黒潮と並ぶ世界最大の
暖流である。主に
赤道の北側を西向きに流れる北赤道海流に起源を持ち、
カリブ海および
メキシコ湾に入り、
フロリダ海峡を通って再び大西洋に流出する。その後、
北アメリカ大陸東岸を
フロリダ半島沿いに北東方向に進み、ハッテラス岬周辺で東に方向を転じて離岸する。離岸後の海流は
北大西洋海流と呼ばれ、それぞれ太平洋における黒潮、黒潮続流の大西洋におけるカウンターパートである。この海流は、古くはメキシコ湾に発すると考えられていたため、「ガルフストリーム(湾流)」と呼ばれ、現代でもこの名称が一般的である。南から暖かい海水を運ぶため、暖流に分類され、
イギリスなど
ヨーロッパの高緯度地域を温暖な気候に保つのに重要な役割をしている。
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