パッサカリア(伊語:passacaglia)は古い
舞曲で、
音楽形式の一つ。
スペイン語の「パサカージェ(passacalle または pasacalle)」が語源であり、これは動詞「歩くpasear 」と名詞「通り(を)calle 」の合成語である。おそらく、楽師がダンスの通り道をふらつき歩いて演奏したさまを描写したものと考えられている。元来は3拍子の舞曲であったが、後に、執拗に反復される不変バスにもとづく、緩やかな3拍子の器楽曲のことを指すようになった。バスより上の声部は、様々に変化されるため、実質的には一種の変奏曲にほかならない。似たような特徴をもつ
シャコンヌと関連づけられたり、同一視されたりする。パッサカリア主題の多くは、それ自体に名前が付けられて有名になっている。
リュリや
コレッリから
クープラン、
C.P.E.バッハにいたるまで、多くの
バロック音楽の作曲家が、「
ラ・フォリア(La Follia あるいは La Folia )」主題によって作曲している。「ラ・フォリア」主題は、
フランス語で「スペインの乱痴気騒ぎLa follie d'Espagne 」と呼ばれているように、
スペインの
民族音楽に関連した和声進行が認められる。
20世紀になっても、
ラフマニノフや、映画作曲家の
ヴァンゲリスがこの主題を取り上げている。
ショスタコーヴィチは、運命や葬送の象徴として、パッサカリア主題をしばしば取り上げている。
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