ニヴフ語(ニヴフご)またはニヴヒ語は
樺太および大陸部
アムール川下流域に住む
ニヴフ民族固有の
言語。
古アジア諸語に入れられるが系統は不明。
方言は樺太東部、北部、大陸に大きく分けられ、樺太と大陸の方言は別言語といってよいほど異なる。
語順は
SOV型、
膠着語で、
文法には
日本語や
朝鮮語と似た点もある。記録された方言や時代によって異なる点も多いが、およそ次のような特徴がある:閉音節語で、
子音の頻度が比較的高い(例えば民族自称N'ivhgn)。
名詞の
格の表示には
助詞のような
接尾辞を用い(主格・対格・所有格は無語尾)、
動詞も主に語尾変化により活用する。規定する語と規定される語が接続する(例えば名詞+接尾辞、所有者+被所有物、直接目的語+動詞)ときに、後続の規定される語の語頭の
子音が変化することがある(これを
抱合語的性質ととらえる説もある)。また自動詞と他動詞の対応にも同じような語頭
子音交替が使われる。
性はないが、
数詞に多数の種類がある(日本語の
助数詞に相当)。
人称・
数による動詞の語尾変化は一部(2・3人称単数の連用形など)にのみある。
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