グリコーゲンとは、多数の
α-D-グルコース(ブドウ糖)分子が
グリコシド結合によって
重合し、枝分かれの非常に多い構造になった
高分子である。動物における貯蔵
多糖として知られ、動物デンプンとも呼ばれる。植物
デンプンに含まれる
アミロペクチンよりもはるかに分岐が多く8〜12残基に一回の分岐となる(糖合成はDNAに支配されないため)。直鎖部分の長さは12〜18残基、分岐の先がさらに分岐し、網目構造をとる。
日本語で糖源とも。グリコーゲンは
肝臓と
骨格筋で主に合成され、余剰のグルコースを一時的に貯蔵しておく意義がある。糖分の貯蔵手段としてはほかに、
脂肪と
アミノ酸という形によるものがある。 脂肪酸という形でしかエネルギーを取り出せない脂肪や、合成分解に
窒素代謝の必要なアミノ酸と違い、グリコーゲンは直接ブドウ糖に分解できるという利点がある。 ただし、脂肪ほど多くのエネルギーを貯蔵する目的には向かず、食後などの一時的な
血糖過剰に対応している。 グリコーゲンの合成・分解は
甲状腺、
膵臓、
副腎がそれぞれ血糖に応じて
チロキシン、
グルカゴン及び
インスリン、
アドレナリンなどを分泌することで調整される。 なお、肝臓で合成されたグリコーゲンと骨格筋で合成されたそれとでは分子量が数倍異なり、前者のほうが大きい。
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