クトゥルフ神話(クトゥルフしんわ、Cthulhu Mythos)は、
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの描いた小説世界をもとに、ラヴクラフトの友人である作家
オーガスト・ダーレス等の後の作家たちによって作り上げられた架空の
神話体系。クトゥルー神話、ク・リトル・リトル神話、クルウルウ神話とも表記される。邪神の名前である「Cthulhu」は、本来人間には発音不能な音を表記したものであり、クトゥルフやクトゥルーなどはあくまで便宜上の読みである、とされる。ラヴクラフトから彼の遺著管理者に指名されたロバート・バーロウによると、ラヴクラフト自身はKoot-u-lewと発音していたそうである。太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している、強大な力を持つ恐るべき異形のものども(旧支配者)が現代に蘇るというモチーフを主体とする。中でも、旧支配者の一柱であり、彼らの司祭役を務めているともされる、太平洋の底で眠っているという、
タコや
イカに似た頭部を持つ
軟体動物を巨人にしたような
クトゥルフは有名である。なお、ラヴクラフトは自身の作品群や世界観を指して「クトゥルフ神話」という呼称を用いたことはなく、「クトゥルフ神話」はダーレスが独自の見解を加え体系化した後の呼称ともされる。そのため、ダーレスによる見解を含む場合を「クトゥルフ神話」や「ダーレス神話(Derleth Mythos)」と呼び、ラヴクラフトのみによる作品群やその世界観を指す場合を「原神話」や「
ラヴクラフト神話(Lovecraft Mythos)」と呼ぶことで区別することもある。
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